いばらきx立命館DAY 2019
2019年5月19日(日)
立命館いばらきフューチャープラザ グランドホールで行われた
いばらきx立命館DAY 2019
伊東歌詞太郎 Special Live
に参加してきました!
⭐︎Intro
「しらゆり」に引き続き今回もこの曲からスタートだったの嬉しい。
これは私の勝手な深読みだけれど、
全てが「今」の歌詞太郎さんに繋がっているんだなって、
「この曲から始める」ってことがそう言っているような気がして、グッときてしまうところがある。
Introのイントロ(ややこしい)が流れ始めてすぐ客席全体がバッ!と立ち上がったのもさらにテンションが上がった理由の一つ。
たまに周りの方がなかなか立ち上がらなくて
「お?立っていい…んよね?え、立たない?立つ?立たない?わたし立ちますよ??」
みたいな感じで脳内一人スクワット大会が始まってしまうときもあるので周りとテンポが合うのはとても有り難い。
周りを気にせず率先して立てればいいんだけれど、性分的に難しく。
こういう小さなところからでも少しずつ変わっていけたらいいなぁとかなんとか思いつつ。
⭐︎夢地図
「Intro」から「北極星」への繋ぎが好きなんだよなぁとワクワクして待ってたら、まさかの繋が…らない。
終わってしまった。あれ?
と思ってるところに流れる軽快なギターの音。
なんの曲かを理解した瞬間、全身にぶわぁっと鳥肌が立つのが分かった。
まさか、ここで聴けるなんて。
私、初めはこの曲、歌詞太郎さんが作詞作曲したんだと思ってて。
だから40さんの曲だって知ったときはビックリした。
めちゃくちゃ歌詞太郎さんぽいというか、歌詞太郎さんにピッタリすぎる曲だから。
いま改めて歌詞を読んでるんだけれど、
この曲を「今」の歌詞太郎さんが歌うってことが、なんというかもう最高にエモい……。
自分がめちゃくちゃ深読みマンだから一つ一つの歌詞をいちいち彼の境遇に重ねて聴いてしまうという自覚はあるけれど、
そうでなくても一発目にこの選曲は……ズルイな、と思った。
嬉しい!楽しい!大好き!!
(それ違うやつ)
いやでも、手拍子とコーレスがほんっとに楽しいんだ。
CDにも手拍子の音が入ってるから一人で聴いてるときでも無意識に合わせてリズムとってしまう。
最後の「さーんさーんななびょうーし」という掛け声の来るぞ来るぞ感が最高に好き。
⭐︎小夜子
歌い出し聴いてビックリしてしまった。
これを、歌うんだ。
いつかのツイキャス…違った、ツイットキャスティングで歌ってたのはこの日に向けた伏線だったのか?と無理矢理こじつけの理由を探してしまうほど、
ステージ上でこの曲を歌うことは、個人的にはとても意外だった。
いや、むしろこの曲も
「今」の歌詞太郎さんだから歌える歌なのかもしれないなぁ…。
ニコ動に上がってるのを久しぶりに聴いたけれど、ライブで聴いたのとはまったく違った印象で驚いた。
ライブはもっと力強くて、荒々しくて。
「死にたくて 死にたくて」
そう歌いながらも
「ここで死んでたまるか」
とでも言いたげな鋭い視線でまっすぐに前を見つめて歌っていたのがとても印象的だった。
2年前、私が初めて彼の歌を聴いた時に見たのと同じ視線。
今も、あの時も、やっぱり彼はステージ上で「戦って」いるんだな。
「人生変えた音楽でさえ 何故に僕の事を否定するの」
この後、クルッと後ろを向いておもむろにマイクスタンドに手をかけたかと思ったら、それを床に叩きつけるように勢いよく倒したから目を疑ってしまった。
暗かったから一瞬見間違いかとも思ったけれど、演奏が終わった後にスタッフさんが直しに走ってきたから
「あ、この人やりよったんやな」と。(言い方)
優しすぎるほどに優しいこの人がステージ上でのみ時折見せる激しい姿は
彼が間違いなく今この時を生きているということと、
自分と同じ一人の人間であるということを改めて感じられて、
少しだけホッとしてしまうのは私だけだろうか。
以前は分からなかったこの曲の良さが、最近になってようやく分かってきた気がする。
⭐︎MC
こんなにも感謝の言葉をいつも真っ直ぐ伝えてくれること、本当にすごいなと思う。
あなたの前には、いつだってお客さんがたくさんいるのに。
埋まらないライブハウスも、
目の前を足早に通り過ぎていく人たちも、
今ではもう、ないはずなのに。
「初心を忘れない」って、言うほど簡単なことじゃない。
だから「歌を歌うことが楽しい」「歌を聴いてもらえることが嬉しい」
そのシンプルな言葉を変わらぬ温度で伝えてくれることが、伝えられることが、本当に、心の底からすごいなと思う。
こんなに感情鷲掴みにされたらさ、
ライブ終わってすぐ
「はぁ、かしたろさんにまた会いたくなっちゃったな(裏声)」
って思うよ、そりゃ。
メンヘラ女にもなっちゃうよ。
(”メンヘラ女”の意味が微妙に違うような気がするけれども)
そういえば、この「メンヘラ女」発言のときちょうど私の横を通ったカメラマンのおじ様が「フハハッww」って声出してめちゃくちゃウケてたの、なんか嬉しくなっちゃったな。
スタッフさんをも笑わせられる推しの言語センス、良き。
⭐︎さよならだけが人生だ
イントロが流れた瞬間、「あぁ…」と漏れる声が会場中から聞こえた。
手拍子をするタイプの曲ではないから野鳥の会できるかな、と双眼鏡を構えたけれど、すぐにやめた。
集中できなかったのだ。
レンズを覗いた方が、確かに表情はよく見えた。
新調した双眼鏡がとんでもなく優秀な子だったというのもあって、見えすぎるほど見えた。
だから単純に、普段はそのほとんどを耳からのみ取り入れている情報に視覚からの情報も加わって私のキャパを超えそうになってしまったから、というのもある。
でも、それ以上に
歌っている彼の真っ直ぐな姿勢に対して、
「歌に集中できていない自分」というのがとても失礼であると感じた。
うん、自分はそんなに器用じゃなかったな。
⭐︎その暖かな手を
私はこのとき、かつてないほどに集中していたのかもしれない。
初めての感覚だった。
ずっと「無心だな」と感じていた。
大きく感情が動くわけではなく、ただただ歌を聴き、歌う彼を見つめていただけ。
でも右眼からは絶えず涙が溢れていた。
後で調べてみたら右眼の涙は「嬉し涙」らしい。
私はあの時、嬉しかったのか。
それすらも分からないほど、ひたすら「無心」だった。
⭐︎小さなころから
「空が高かったからなぁ」
その歌い出しにようやく感情が動き出した気がした。
どうしたって僕たちは
「誰かを愛さずにいられない」し
「誰かに愛されず生きられない」
そう歌う伊東歌詞太郎が最高じゃないわけある……?
いや、ない。(反語)
すごくすごくあったかい曲なのに、
「僕たち」には、ちゃんと彼自身も入ってるのかな。
とか考えてしまって、やっぱり私はどうしても少し切なくなってしまう。
これたぶん「歌詞太郎さんが歌うから」なんだろうなぁ。
他の人が歌ったら印象は変わりそう。
たくさんの人に聴いてもらいたい曲だな。
⭐︎Calc.
ビックリした。ビッッックリした。(2回言う)
この流れでまさかこの曲くるなんて、まったく予想してなかった。
あー好きなやつ…!と思いつつ途中まで曲名が思い出せなくて悶々としてたのだけれど
「過去も未来も無くなれば
僕も自由に飛び立てるかな
感情一つ消せるのなら
『好き』を消せば楽になれるかな」
のところでようやくアッ!と思い出した。
ここの歌詞が一番好きだ。
⭐︎MC
ワンマンライブツアー
「君住む街へ」開催決定のお知らせ。
ほんとにほんとに嬉しいんだなぁって、感じた。
もちろん私も嬉しい。
公演後に配られたチラシに書いてあった「2年ぶり」の文言。
2年と聞くとすごく長く感じるけれど、個人的には「もうそんなに経つのかぁ」という感じ。
前回の「火鳥風月」行けてよかったなぁと改めて思う。
ツアーの開催を知った時には歌詞太郎さん自身の曲をまだ全然知らなかったのだけれど
「絶対行きたい、行かないと後悔する」と思って勢いで申し込んだんだよなぁ。
生放送で東京公演だけチケ代が500円高くなることへのお詫びと説明をめちゃくちゃ丁寧にしていた話は何度でもしていきたい。
⭐︎パラボラ ~ガリレオの夢~
⭐︎ラピスラズリ
⭐︎I Can Stop Fall in Love
⭐︎magic music
⭐︎僕だけのロックスター
後半MC明け、テンション上がって楽しすぎて野鳥の会するの忘れてた。
座席が1番端っこだったからおもいっきりタオル回せたのが気持ちよかったなぁ。
「パラボラ」のサビでバッ!と一気に灯った星空のようなライトがとても美しくて印象的だった。
⭐︎EC
アンコールを受けて再びステージに登場した彼は、ジャケットを脱いでYシャツ一枚になっていた。
「意外と普段はジャケット着ないんすよ、暑いしね」
なんて笑いを誘いつつ、続けて切り出したのはこんな話だった。
自分は拠り所のない根無し草だ。
「当たり前」が「当たり前」にある人が羨ましかった。
ステージを実家のような場所だと思っていた時もあったけれど、
やっぱりそんなに生易しいもんじゃなかったと気付いた。
自分にとってステージは、自分らしく戦っていける場所なんだ、と。
私はこの話を聞くのは初めてではなかったのだけれど、
「羨ましい」と、彼が直接口に出すのは初めてのような気がして少し動揺した。
「ステージが実家」という言葉を初めて聞いたとき、それがまるで
「ステージにいない自分に居場所はない」
と言っているように聞こえてしまって、寂しくて。
最近できた不安クラブ…ではなくファンクラブを作った想いを知って、
彼にとって「故郷」と呼べるような場所ができればいいのになと、より一層願ってしまう。
⭐︎帰ろうよ、マイホームタウン ~追想~
直前のMCからのこの曲、すごく沁みた。
シャツ姿で歌う彼を見てこの曲のMVを思い出していた。
いつも以上に丁寧に、一音一音大切に歌っているように感じた。
この曲に対する歌詞太郎さん自身の解釈の変化を聞いて、
前よりもっとこの曲が好きだなと思えた。
⭐︎北極星
ここで「北極星」くるの、ほんとさ…………!
ズルイ、ズルすぎる。
これを最高と呼ばずしてなんと呼ぶ??
今まで一発目に歌ってきたこの曲を最後に歌うことが
これは終わりじゃなくて始まりだと、
ここからまた続いていくんだって言われているような気がして最高に滾った。
こんなん、これから始まるツアーにめちゃくちゃ期待しちゃうでしょ……!
あと、これは私がまだ歌詞太郎さんの歌を聞き始めてそんなに長くないから思うことなのかもしれないけれど、
今日のはまだ序章だったんだな。
「伊東歌詞太郎の最高はこんなもんじゃねぇぞ」
って言われているような気分だった。
今まで私が参加してきたライブでは、いつも強い意思みたいなものを感じていて。
彼がいつだって音楽を楽しいと思う気持ちは本当だろうし、そこを疑ったことは一度だってないけれど、
それ以上に「確かに伝えたいことがあるんだ」って、毎回そう感じさせるライブだった。
でも今回は、本当に純粋に、楽しくて楽しくてしょうがないって感じで、
上手く言えないのだけれど、なんとなく「いつもと違うな」と感じた。
歌詞太郎さんの凄いところは
いつだってその時のライブが「最高」だと感じるのに、
それでもまだ絶対に「その上がある」って思わせてくれるところだ。
確かに満足しているのに、決して満腹にはさせてくれないというか。
次はもっとすごいものを見せてくれるんだろうなって、自然とそう思えるのはなんでなんだろう。
どこかのMCで、彼は
「いい景色を(私たちファンと)一緒に見たい」
と言った。
彼を見ていると、彼には限界なんてないんじゃないかって度々思う。
だから彼が納得する「いい景色」って、一体どんな景色なのだろう。
もしもその場に立ち会うことができたら、これほど幸せなことはないだろうなと思う。